市長の部屋

市長の部屋
勝山市・山岸正裕市長インタビュー|愛着と誇りのあるまちへ
きょうりゅうライター
福井県の東に位置する勝山市は、四季折々の豊かな自然や「恐竜博物館」があるまちとして、全国から注目を集めています。今回は、勝山市・山岸正裕市長に、就任以来進めてこられたまちづくりや地元企業の強み、次の時代を担う若い世代に期待することを伺いました。
きょうりゅうライター
勝山市にはどのような産業が根付いてきたのでしょうか?
勝山市長
勝山市の中心市街地は小笠原藩の城下町として栄え、幕末から明治にかけて産業の中心が煙草から養蚕、絹織物へと変遷し、大正・昭和にはレーヨン、合成繊維繊物の一大産地として発展しました。私自身、実家が機屋ということもあり、特に勝山の繊維業については、長年培ってきた伝統や先人が築いてきた開発力などを幼い頃から目の当たりにする機会も数多くありました。皆さんの身の回りにある衣服やスポーツ用品、精密機器、産業資材などにも勝山でつくられた繊維が数多く使われており、数ある繊維産地のなかでもその技術力は高く評価されています。
きょうりゅうライター
勝山市ではどんなまちづくりを進めているのでしょうか?
勝山市長
勝山市は平成の市町村合併を選択せず、単独市として個性豊かな自治体を目指しています。私は2000年に市長に就任し、今年で18年目となりますが、本町通りの景観整備、花月楼、大清水、「はたや記念館ゆめおーれ勝山」をはじめとした中心市街地の再整備など、時代に合わせた住みやすいまちづくりを着実に進めてまいりました。また、市内の各地域が自分たちのまちの魅力を再発見するエコミュージアム活動や現在のジオパークの活動を通して、山間の北谷地区で古くから伝わる冬の伝統保存食「鯖のなれずし」の特産化や野向地区の荏胡麻(えごま)栽培の復活など、新たなビジネスの兆しも生まれています。まさに、「まちは人によってつくられる」ということを強く感じますね。
きょうりゅうライター
勝山の企業にこれから期待することはなんですか?
勝山市長
勝山市の発展という点では企業誘致も必要なことですが、市内には歴史ある企業や、小規模でも若手経営者が意欲をもって頑張っている企業が数多くあります。まずは自らの企業や事務所の取組みを知ってもらい、市内外ヘアピールすることで、「こんな企業が勝山にあるんだ!」と若者たちに希望をあたえていただきたい。行政としてもしっかりとバックアップをしていきたいと考えています。
きょうりゅうライター
市内の若者に期待することはなんですか?
勝山市長
勝山市には全国に誇る観光資源や技術があります。中部縦貫自動車道や北陸新幹線の開通を間近に控え、交通の便がよくなることで、今後新たなビジネスチャンスが生まれるはずです。私たち大人ができることは、人の交流と物流の新たな時代の到来に向けて、これからの若者たちが活躍するための土台づくりをしていくことです。時代の変化をチャンスととらえ、若い人たちには勝山で新しいコト・モノをどんどん生み出していただきたいですね。
市長の部屋